3月度学習会
- 日時:3月27日(土曜日) 13:30~15:30
- 会場:菜の花ホールF(第1・第2集会室)
- 内容:①「母の努力が実を結んだ我が子のひきこもり回復まで」
濁川 靖子さん(KHJ千葉なの花会副理事長)
③グループミーティング…小グループで懇談を行います。日頃の悩みを共有し、他の参加者のお話を聞いて共感してみませんか? <おたより>
「3月11日」、11年目の”あの春“(東日本大震災)がまためぐりきました。この日が近づくと様々な報道特集が組まれますが、そんな中で、ふと目に留まった新聞の記事がありました。
KHJ いわて石わりの会支部長の佐々木善仁(よしひと)さん。KHJが開いたある研修会で同じグループとなり、互いに自己紹介しあった時のこと。陸前高田市にお住まいと聞いて、すぐに津波の話題になりました。佐々木さんには中学生のときからひきこもる息子さんがいて、津波が襲ってきたときには母親が必死に避難を呼びかけたそうですが、とうとう部屋から出てくることはなく、そのまま母親とともに呑み込まれました、と。(享年28歳) それを聞いたときにはしばらく言葉が出ませんでした。
いま佐々木さんは、奥様が立ち上げた「不登校ひきこもり気仙地区父母会」の運営を引き継ぎ、東北各地を奔走しています。全国には、ひきこもり・不登校などの家族会がKHJの支部だけで56か所、それ以外にも母親の会、当事者会など大小さまざまな組織があり、こうした親御さんたちの已むにやまれぬ思いによって、地道な活動が続けられています。
その56番目に誕生した一番若い支部が私達「南房総ひきこもり家族会」です。いわばまだ草創期、ゆえにその歴史が浅い分、地域の理解もまだまだこれからというところです。これからも、共々に励まし合いながら、希望をもって前進して参りましょう!